任意の進数から60進数への変換

入力した数値を自動的に60進数に変換します(小数にも対応)。

60進数について

60進数は、0から59までの60個の数字(または記号)を使用する数字システムです。この数字システムは古代バビロニアで使用され、現代でも時間(60分、60秒)や角度の測定(360度)に広く用いられています。

60進数の特徴:

  • 基数が60であり、各桁の値が60の累乗で増加します。
  • 通常、0-9の数字とA-Z, a-xの文字を使用して表現します。
  • 60という数が多くの約数(1, 2, 3, 4, 5, 6, 10, 12, 15, 20, 30, 60)を持つため、分数表現に便利です。
  • 天文学、地理学、時間計測など、様々な分野で活用されています。

例えば、60進数の1A(1×60¹ + 10×60⁰)は、10進数では70を表します。

「任意の進数から60進数への変換」使用方法

  1. 「数値を入力」欄に変換したい数値を入力します。
  2. 「元の進数」のドロップダウンメニューから入力した数値の進数を選択します。
  3. 「変換」ボタンをクリックします。
  4. 変換結果が「変換結果」欄に表示されます。

任意の進数から60進数への変換方法

任意の進数から60進数への変換は以下の手順で行われます:

  1. 元の進数の数値を10進数に変換します:
    • 整数部分:各桁の値に基数のべき乗を掛けて合計します。
    • 小数部分:各桁の値に基数の負のべき乗を掛けて合計します。
  2. 得られた10進数を60進数に変換します:
    • 整数部分:60で割り続け、余りを記録します。
    • 小数部分:60を掛け続け、整数部分を記録します。

変換例

例1:10進数から60進数への変換

10進数の 125 を60進数に変換する場合:

  • 125を60で割り続け、余りを記録します:
    125 ÷ 60 = 2 余り 5
    2 ÷ 60 = 0 余り 2
  • 下から上に余りを読み取り、60進数に変換します:
    2 = 2
    5 = 5
  • 結果:125 (10進数) = 25 (60進数)

例2:8進数から60進数への変換

8進数の 173 を60進数に変換する場合:

  • まず、8進数の173を10進数に変換します:
    1 × 8² + 7 × 8¹ + 3 × 8⁰
    = 64 + 56 + 3
    = 123 (10進数)
  • 次に、この10進数の123を60進数に変換します:
    123 ÷ 60 = 2 余り 3
    2 ÷ 60 = 0 余り 2
  • 下から上に余りを読み取り、60進数に変換します:
    2 = 2
    3 = 3
  • 結果:173 (8進数) = 23 (60進数)